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ハンガリー Mozart!

さて、やっとこさ「ハンガリーMozart!」レポです。
これねえ、どう書いたものやら・・・(笑)ものすごく説明しにくいです。このスゴサを文章にするのは非常に難しい。 今回見た中で一番気に入ったのはウイーン版ロミジュリ。しかーし、一番衝撃的だったのは、このハンガリー版Mozart! 見終わってまず出た言葉は「Mozart!がこうなるかあ(苦笑)」 はっきり言って舞台セットにはお金かかってません。でも、その工夫とアイデアはスゴイ!! 演出もこれでもかと観客を喜ばせようとするのです。見ている間ずっと頭の中で「な、なんじゃこれは??」と言いっぱなし。 例えるなら、ウイーン版(見てないけどCDを聞く限り(笑))や東宝版が格調高い歌舞伎だとしたら、ブダペスト版は大衆演劇。もちろん、歌は皆さんウマイんですよ。でも、なんというかある意味ものすごいベタなんです。「そ、そこまでせんでも・・」と何度突っ込んだか。でも、だからこそおもしろい。(笑)


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オペレッタ劇場入り口。今一番人気のロミジュリの幕がかかってます。ドルハイロミオにドーラジュリエットです。


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馬蹄型に座席が配置されたとても見やすい劇場でした。、2階正面のボックス席で、ボックス席の客には、休憩時間にサンドイッチと飲み物が後ろのサロンで出されます。同じサンドイッチを4回とも完食しましたが、何か?(笑)



全てWキャストになってます。大体、最初がメインキャスト。
ヴォルフガング:Dolhai Attira(ドルハイ)、  Meszaros Arpad Zsolt 
コンスタンチェ :Szinetar Dora(ドーラ)、   Simenfalvy Agota
コロレド     :Szabo P Szilveszter(サボー シルベスター)  
           Nemeth Attira(アッテラ)
ナンネール   :Janza Kata(ヤンツァ カタ) Biro Eszter
レオポルド パパ:Foldes Tamas、Palfaldy Attira
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:Narvy Erika、Polyak Lilla
シカネーダー  :Bereczki Zoltan、Szolnkoi Tibor
アルコ伯爵   :Dezsy Gabor


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ヴォルフ役のドルハイ君。濃い顔です。(笑) 若手ナンバー1なんでしょうねえ。ロミオやってるし、Mateもオーディションを受けた(でも落ちたらしい(^^))新作ルドルフの主役やるそうだし。


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ヴォルフガングのドルハイ君とカタさんナンネール。カタさんはハンガリー版のエリザ役者なんですが、ナンネールもやるとは・・・。バービー人形みたいにキレイです。ピンボケでごめんなさい。


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ボルフガングMeszaros Arpad Zsolt 、ナンネールBiro Eszter。
このヴォルフもウマいんですが、ちょっとヴォルフ役には違うかなあ。ロミジュリでベンボーリオをやってると聞きましたが、確かにそっちのがはまりそう。
ハンガリーのヴォルフは、はっきり言ってバカです。(爆) 天才なゆえのバカって言うんでしょうか。そういう演出なんだろうけど、コンス姉のアロイジアとはやっちゃうし、プラター公園でもものすごく楽しそうにしてるし、シカネーダー達に無理やり遊びに連れ出されてるというより、進んで行ってる?そりゃあパパも心配だよなあとすっかりパパの気持ちに。(^^) ドルハイ君も、もちろんバカな芝居してるんですが、Zsoltヴォルフの方がよりバカに見えました。「もっと落ち着けよ!」と忠告したい。(笑) ナンネールはカタさんよりこEszterさんの方が雰囲気合ってるんですが、芝居はもうちょっとかな。そうそうアロイジア役が、ものすごく「おバカ」でかわいかったです。ウェーバー家のだらしなさを象徴してる感じが素晴らしい。(^^


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えー、ワタクシ今回やられてきたのは、このコロレド役のサボー・P・シルベスター様でごございます。舞台に出てきただけで目がクギヅケ!!歌は多分もう一人のアッテラさんの方がウマイと思います。「神よなぜ許されない」では、2日とも最後の音裏返ってたし。(笑) でも、そういう問題じゃなく、ものすごい存在感。ヘビのように冷たい感じがたまりません。サボーさんに見つめられたら、フーっとなりそう。出待ちして、サインもらえばよかった。(^^ で、奥様、サボー様にはお楽しみシーンがあるんでございます。あの「お戯れ」のシーンですが、なんと風呂場でマッサージされてまして、バスタオルひとつで舞台前方に出てきてくれるのでございます。チラチラと見える白いパンツがまた、たまりません。(爆) ヤマユーがこんな格好で出てきたら・・・と思うだけで笑える。しかし、このハンガリーモーツアルトの恐ろしさはこんなものではなかったのですが、それはまた後ほど。で、サボーコロで忘れられないのは、馬車のシーン。こちらでは降りしきる雪の中をソリで行きます。両横にスキーを履いた従者がつくのですが、そのスキーヤー達の滑りというか動きがもう最高におかしい。ザボーコロも真面目な顔しながら揺られまくって小芝居してるし、アテクシもう肩がふるえてふるえて止められません。大好きなシーンです。


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Tamasパパとアマデ。すみません、これもボケボケで。二郎さん似のTamasパパのカツラはもうちょっとなんとかなんないものでしょうか?歌はウマイんですけどねえ・・・。このアマデ、双子ちゃんで日替わりで出てたらしい。どっちがどっちかはわからん。(笑) で、バック転はするわ、走るわ、日本のアマデと対極のアマデでした。日本が静ならこっちはものすごい動。表情も豊かで、かわいい。


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コンスタンチェのドーラさん
コンスは、両方とも蓮っ葉な感じがよかったです。あんまり見分けがつかなかったんだけど。(笑) で、コンスの「ダンスはやめられない」の演出がすごかった。コンスが一人で歌い踊る一番の見せ場なわけですが、途中で後ろの大画面にコンスのアップが映し出され、「うおーー、こ、これはコンス穣オンステージ!!」と思って見ていると、一番サビの「ダンスは、やめられなーい・・♪」のとこで、両手を広げながらくるくるくるくる高速回転をしだしたのでございます。サビの度に何度も何度も。なんかものすごく歌うのが大変そうな振り付けなんですけど。 もっと、落ち着いて歌わせてやれよ・・(爆)

シカネーダですね。初日のBereczki Zoltanさんは、ドーラさんのダンナさんだそうで、彼は、ダンスもウマイし、見てて楽しかったです。「ちょっぴりオツムに ちょっぴりハートに」をまるでコーラスラインのように山高帽とステッキをもちながら、バックダンサーを従えて歌い踊ります。しかーし、2日目のシカネーダが、なんかちっこいショボイおじさんで、誰かに似てる誰かに似てる・・・「あ、映画の山本監督!」 とてもヴォルフの友達には見えん!!(笑)

印象に残ったシーンは、謎解きゲームの「誰が誰?」
どう説明したらいいのかわからない前衛舞踊のような衣装(笑)をつけた仮面のダンサー達が、空間の四方八方を白いテープで張り巡らせ、ヴォルフはどんどんそのテープに絡みとられていきます。ヴォルフが苦しみもがく姿をとてもウマク表現していると思います。

あと、この劇場には宝塚のように銀橋があるんです。舞台の幅はそれほどないので、小さな銀橋ですけど。その真ん中に人一人が立てるくらいのせり上がり装置があって、客席に突き出すように斜め前に上がってくるんです。そこでヴォルフが「僕こそ音楽」の後半をスポットライトを浴びながら歌います。ヴォルフ、とっても気持ちよさそうです。

で、新曲なんですが、レオパパの死の後、ヴォルフのもとにコロレドが訪ねてきて、再び自分のもとに戻って来いと命令するというか懇願するんですが、このシーンがまたスゴカッタ。Yさんと「コスモのシーン」と名づけました(笑) 途中から二人がなぜか宇宙空間にいるんです。後ろの画面に宇宙が映し出され、地球の上に二人が乗っているように見えました。最後にコロがそこから滑り落とされるいう、真理を追究するコロレド様にぴったり(なのか?)のシーンなので、ございます。(笑)

しかし、なんといっても一番スゴかったのが、「何故愛せないの?」なのでございます。
これはですねえ、最後に書こうと思ってたのですが、ネタバレになるので書きません。どうか見てきて下さい。(^_^)/

ウイーンとは違い、さすがに日本人の姿もほとんどないねえ・・とYさんと話していたのですが、休憩のトイレで、かわいい東洋人の女の子がこっち向いてニコニコしてるなあと思ってたら「日本人の方ですか?」と声をかけられました。「私、結構この劇場に通ってるんですけど、日本人の方に初めて会いました」と。 彼女はドイツに留学中で、サボーさんにはまって、年末にも滞在して見まくるんだそうです。ウラヤマシイ。ハンガリーのミュージカル情報をいっぱい聞けてうれしかったです。どうもありがとう。(^_^) ハンガリー版ロミジュリがすごくいいそうで、見たいよー。サボーさんのティボルト見たいよー。しょーがない、また行くか。(笑) で、ソワレ見てたら隣のボックスの後ろの席から日本語が聞こえてきて、後でお話したら一人の方はこれからフィンランドにエリザベートを見に行くと・・・おお、みなさんスゴイ!!!(^^)!
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by sharahouse | 2006-01-08 22:09 | ミュージカル ウイーン&ブダ
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